総会に集まった皆さん
日付が変わる直前に木枯らし一号が吹いた10月最終日曜25日。日差しには恵まれ、今年も母校での同窓会総会開催となった。
受付の様子、名札を書いています
今回から受け付けを広々とした一階玄関に設けたので、参加者のネームプレート記入、ワンコイン寄付者を中心に先着順で園芸部OB会が提供した母校のギンナン手渡しなどもスムーズに。
受付の様子、豊多摩産のぎんなん配布中
定刻1時から少し遅れて総会は高3期羽山氏の指揮、校歌斉唱でスタート。
校歌斉唱
藤井理事長挨拶
藤井理事長挨拶に続いて、来賓の現職校長奈良先生のご挨拶「4年目になる、一番の自慢は今いる生徒たちだが、同窓会の支援には学校を代表してお礼を申し上げたい」と述べられたあと、あるエピソードを披露された。この夏他校の校長から“豊多摩はすごい”と電話があった。東京都交響楽団の出演者名簿に出身高校を明記しているのは、わが校の2名のみだという。調べてみると、いずれも東京芸大へ進んだホルンの有馬氏とパーカッションの西川さん。母校愛の象徴として、現役の生徒にも話されているという。
奈良校長先生挨拶
さらに、昔は“なまけの森”などで授業をさぼっても大目に見られていたそうだが、今の豊多摩は好き勝手な自由を謳歌するのではなく、責任を伴う自主自律だと強調された。
会務報告はずいぶん古い昨年度に加え、今年上半期の中間報告も。
藤森さんの講演を聞く皆さん
講演者の藤森さん
記念講演は高47期歯科コンサルタント藤森直子さんによる「知ってそうで知らないお口ケア~歯周病のはなし~」
独協大学卒業後一般企業に、営業成績は全国1位となったが、感ずるところあって退社。
歯科衛生士の資格を取り、渡米。ニューヨーク大学歯学部卒業後、10年間各地の歯科医院でキャリアを重ねて3年前に帰国。
講演では「日本人のデンタルIQは極めて低く、口腔内はまるで発展途上国並み。お口の健康は長生きの秘訣」と前置きして、成人の80%が歯周病患者でしかも半分が自覚無し。
このままでは虫歯は無くても歯を失い、全身疾患に繋がると警告。
さらに朝食後より起きたらすぐ歯を磨くこと。食後も3分以内はダメで、30分後のほうが良い。などなどの“常識”を覆すような話が続き、質疑応答では校長先生はじめ、中高年の
会員から熱心な質問が寄せられた。
このあと生徒ホールへ移動、懇親会へ。長く母校の教諭を務められた高5期横倉先生のご発声で乾杯。これまで減り具合が分からず、飲み残しが多かった缶に代わって小ビンが登場。 同じノンアルコールでも、より本物らしく各テーブルは盛り上がる。
高5期生で長く母校で地学を教えられた横倉先生の乾杯のご発声
恒例のサンドイッチ、助六寿し、菓子類などでの歓談の模様は桑野、末廣両カメラマンのアルバムをご覧頂きたい。
ところで参加者は先生方やPTA熊本会長など来賓十数名を加えても昨年より少ない185名。
定例化した高4、5期の先輩は15名、同期会を呼び掛けた高15期は24名、すでに昨年卒業50年の集まりを別にやってしまった高18期はそれでも19名。還暦記念高25期14名、50歳の
高35期は32名が集まった。そして昨年に比べ40期台が10名近く増えたものの50期以降は壊滅状態。特に63期からの若手は会費無料にもかかわらず、高67期くんが只一人。
僕なら万難を排して駆けつけるんだが。
文:高11期矢島 写真:高4期桑野、高11期末廣
画像をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。
タイトルはおおよその期を表しています。違う期の方も写っています。ご了承ください。