10月28日(日)に同窓会総会が開かれました。会員・客員合わせて181名の参加で講演会も大盛況でした。
11期矢島さんがレポート!
雨交じりの天候だったが、10月28日(日)母校での同窓会総会。
参加者は昨年より100名以上増え、ここ数年ではダントツの180名を集め大盛況だった。
15期古澤理事の司会で始まり、まず校歌斉唱。校歌祭では医師として大会の医務部を担当されている8期守矢氏の指揮、吹奏楽部OB「むしの会」の62期黄木さんのピアノで。
来賓として現職校長の奈良先生は「半年前に赴任して以来、生徒たちの真剣な眼差し、姿勢には良質な伝統に支えられていると痛感した。
今後も豊多摩の発展に同窓会の協力をお願いしたい」と述べられた。
16期藤井理事長の挨拶、19期和地理事の会務報告に続き記念講演は東埼玉総合病院の脳神経外科医・15期馬場氏による
「えーと、この人誰だっけ?」~どうやって認知症とつき合うか~
同氏は専門分野の医学書を何冊も上梓しているが、解剖図などのイラストをいずれも自分で描いているとのこと。
講演では「突然ですが」と3つの単語や4ケタの数字を記憶させ、更には「あなたの生年月日は?豊多摩の何期生ですか」のテストに始まり、物忘れの老化と認知症による違い。現在305万人いる認知症高齢者が2025年には470万に達しそう。徘徊や意欲低下、物盗られ妄想、嫉妬妄想など症状の恐ろしい話が続く。
そして糖尿、高血圧などの治療や、生活習慣の改善といった予防法。
さらには叱責せず、ほめてあげるなど家族の対応策なども。
両親は勿論、そろそろ本人にも何やら思い当たる年代も多く、会場では熱心にメモを取る姿も。
母校教諭で31期村田理事による来賓の先生方の紹介で総会は終了。
長い長い廊下を1階の旧食堂へ移動、元母校教諭で21期原氏による乾杯音頭で懇親会。
テーブルの上にはハムサンド、のり巻き、せんべいに饅頭まで盛り沢山。
コーラ、ジュースが並ぶが、なかでもノンアルコールビールはマズイと文句を言いつつ何杯も飲むおやじに加え、人気上昇中とあって手にする女性も多く、最初に売り切れた。
同時開催の同期会、2012年の今年は昭和25年卒の高2期から平成22年卒の62期まで「2」が付く期。それと卒業してから60年記念になる5期と同じく50年の15期に呼び掛けた。
テーブルには各期のプレートが置かれ、思い出話の花が咲く。
やはり講師と同期、50年記念を組み合わせた15期が43名を集めて大成功。
そして5期19名、12期9名、22期24名とそれなりの効果があった。
だが執行部も喜んでばかりいられない。
参加者の大半いや殆んどが還暦を越えた熟年会員なのだ。
末廣カメラマンの求めに応じた、ご覧のツーショットちょうど30歳・親子ほどの歳の差だが、実は32期と62期ながら、同期は他に誰もいなかった孤独な二人。
これに懲りず次回は学友を誘って参加して欲しいものだが。
最後はここでも「むしの会」23期大熊氏の指揮による校歌斉唱でお開きとなった。
講演内容とは無関係と思われるが、他人の靴を間違えた騒ぎも1時間後無事解決。
ノンアルコールの反動か、浜田山周辺の飲み屋(案内図も好評)の売り上げに同窓生が貢献したようだ。
文:11期矢島 写真:4期桑野、11期末廣
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