71期生の卒業式(2018年度)が行われました

母校ニュース

3月9日母校で71期生の卒業式が執り行われた。

例年通り国歌斉唱に続いての卒業証書授与では各担当が点呼するが、なかには手元の名簿を見ずに教え子たち全員の名前を呼び上げ、感極まったか声を詰まらせ涙ぐむ熱血女性教諭の姿も。聞けば3年間担任を務め、今年度限りで退職されるとのこと。

吉田先生による校長式辞。

職員室前の質問コーナーや自習室で勉強に打ち込む姿に感動した。未来は変化が激しく不確定だが仲間と協力して新たな一歩を築いて欲しい。

豊多摩は決まりが少ない学校だが、皆を信頼しているからだと、自主自律の精神を強調されこれからも謙虚にひたむきに学んでほしい。

校庭のイチョウのように大いなる発展を祈り、保護者、教職員、友人たちへの感謝の気持ちを忘れないで下さい。と結ばれた。

在校生の贈る言葉に応えた答辞は吹奏楽部の一員として夏の甲子園予選やラグビー部の公式戦にサッカー部が応援歌を歌ったことに触れ、家族や先生方への感謝を述べたあと、この場で点呼されなかった学友がいると切り出した。1年時に家族の交通事故で両親を亡くし、自身も重症を負って2年時に転校を余儀なくされた。励ましや慰めが虚しく響くが、卒業アルバムの陸上部には彼の笑顔が写っていると述べ、会場からは拍手が。

 

詩人の谷川先輩が贈ってくれた「あなたに」は3人の女生徒がいつにも増して大迫力の朗読。

恒例の保護者席に向きを変えて「卒業の歌・旅立ちの日に」綺麗なハーモニーだったがいつしか歌われなくなった「仰げば尊し」。先日のニュースでも宝塚音楽学校の生徒達が泣きながら歌っていた。ちなみに校歌祭では大合唱します。

最後に吹奏楽部の校歌と拍手に送られて卒業生退場。保護者席前で横1列に並び、深々と感謝の一礼。いい演出だった。

来賓の中には“大学より華やかでは”と驚かれた向きもいたが、女子の殆どが振袖。小学生でも袴姿が話題になっているが、確実に去年より増えている。

男子も1割近い袴姿が、それも地方の荒れた成人式並みの派手なのが目に付く。

だが下手なパフォーマンス、悪ふざけ、私語も無く点呼にはほぼ全員がはっきりと答えていた。こんなところにも「自主自律」精神発揮か。いかにも豊多摩らしい卒業式だった。

71期の諸君、藤井理事長の短い挨拶にあったように「おめでとう!そして(全員が)同窓会入会ありがとう!」

文、写真:11期矢島

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