22期会員公演のお知らせ(ご本人メッセージあり!)

20期〜29期

高22期の俳優、イッセー尾形さんの一人芝居のお知らせが届きました。

最近ではNHKの時代劇ドラマ「アシガール」(脚本は高29期の宮村優子さん)、朝ドラ「まんぷく」に出演されました。
今年は2年ぶりの一人芝居です。

妄ソー劇場 文豪シリーズその2
出演 イッセー尾形
演目 ゴーゴリ―「外套」横光利一「機械」川端康成「浅草紅団」太宰治「斜陽」佐多稲子「女店員とストライキ」
開催日時 2019年6月29日(土)19:00開演(18:30開場)・6月30日(土)15:00開演(14:30開場)
場所 練馬文化センター 小ホール[つつじ]
料金 全席指定 5,000円

今回特別にイッセー尾形さんから、メッセージをいただきました。全文掲載します。

豊多摩を卒業して五十年!どう考えたってはるか昔ですが、アッという間に記憶は蘇ります。
夕方、サッカーの部活が終わると土の匂いが俄にしてきましてね。なんとも言えない淋しいような懐かしいような、郷愁を誘う香り。これが数ある記憶が三角形だとしたらその底辺です。そんな気がします。
当時は第一グラウンドと呼んでいて、硬式野球とラグビーと共に陣地の取り合いでした。
三種類のボールを追いかける「豊多摩の青春」があったんですねエ。
「瞼を閉じると」なんてよく言われますが、そうすると、まざまざと豊多摩が現れます。
正門を入ると両側には銀杏並木。左はテニスコートの第二グラウンド。その奥になまけの森。さらに進むと右手に第一グラウンドが広がり、ラグビーのポールがこっちと向こうに。さらにその向こうには、白色だったかな、プレハブ校舎。目を右に向けると鉄筋校舎。そして体育館。さらにプール。
ここからは見えないけど、プールの下には各運動部の部室があって、我がサッカー部の壁には「ローマは一日にして成らず」と英語で書かれていました。初めてそれを見た時に、ああ、群制度で進学校に入っちゃったんだなあと思ったものです。
プールの左向かいに美術室のある、やっぱりプレハブ校舎。入り口には大きなプラタナスの木があって、真下から見上げて絵を描く北條聡先生の授業もありました。何を考えたんだか空を紫色に塗ってしまって「失敗したあ」と眺めたもんです。
そこから先に進んで校舎に入り三年A組に上がると我がクラス 。

たかが三年間ですが、永遠ですね。豊多摩。

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