同窓会総会レポート2011年

2011年10月30日(日)に同窓会総会が開かれました。レポートは11期矢島さんです。



2年連続母校での開催が続いた同窓会総会。
今年はおなじみの有楽町ニュートーキョー・ラステラに戻った。

大震災被災者へのお見舞いの言葉から始まった藤井理事長の挨拶、古澤理事の会務報告に続いて、記念講演は若い53期三石氏による「すざく、はやぶさ衛星に見る天文学の今」
氏は東工大卒業後、東大大学院に進み宇宙航空研究開発機構・ JAXA(ジャクサ)で博士課程の研究を続けている。

このJAXAは、かつての宇宙開発事業団(NASDA)らが一つになり、宇宙航空分野の基礎研究から開発・利用まで行っている独立行政法人。
米国NASAとは、まさに桁違いの少予算だが、それでも世界3大機関の一つとしてプライドを持ち頑張っているとのこと。
例えばX線天文学の分野で、ブラックホールの存在を明らかにしたのは日本の衛星だそうだ。
4基中3基のエンジンが故障するなど幾多の困難を乗り越え、小惑星「いとかわ」のサンプルを持ち帰り一躍脚光を浴びた「はやぶさ」。このたび映画化されたが、この話題も。
さらには、宇宙は超高温のガスで満たされており、星や人間など通常の物質は僅か4%、ダークエネルギーが73%、残りの13%が暗黒物質など、難しいが興味深い話が続いた。
同氏は教育実習として母校で物理の教鞭をとったそうだが、この日の講演はぜひ現役の諸君にも聞かせたかった。

このあと懇親会は生徒時代を含め豊多摩生活が長かった横倉先生の乾杯で始まり、高3期羽山氏の指揮による校歌斉唱でお開きとなった。

ところで体育の坂上、相場、高橋、佐々木各先生を中心に参加された恩師は7名。元生徒の会員は58名と寂しい限りだった。


昨年、母校で会費無料でも80名を切ったのだから、5000円会費のせいばかりではあるまい。
11年で末尾1の付く同期会の呼び掛けにも、かつては多勢が 参加した11期は、昨年100名を越した古希の集まりのあとだけに10名のみ。その昔、学園紛争のまね事?で評議員選出にも欠けていた還暦21期はそれでも7名。


1期と31~51はゼロ、学割1000円会費が効いたか61期の若人が4名だった。
この西暦末尾同期会制はそれなりの効果を生んできたが、還暦などと重なることからたとえば卒業後30年、40年を検討すべきかも。
そして何よりも魅力的な同窓会総会を皆で模索しなくてはならないだろう。





11期矢島:写真同期末廣

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