3月5日63期生卒業式

 3月5日63期生への卒業証書授与式、つまり卒業式が執り行われた。

母校卒業式正門の様子

 会場は母校体育館。来賓席の前校長三田先生はじめ、同窓会藤井理事長やPTA役員ら、そして両親や在校生の拍手と吹奏楽部の演奏の中を236名の卒業生が入場。
男子はリクルートスーツがメインで羽織袴も混じる。女子は今年も着物が主流だが、ファッションクリエイト部員なのかお手製風のドレス姿もちらほら。
 まず国歌斉唱。生徒席からは歌声があまり聞こえないが、我々は自然に
歌えるものの日常生活では殆んど機会が無い。考えてみると前回君が代を歌ったのは、数年前参列したこの卒業式だった。

 証書授与ではBGMが流れる中で担任の点呼が。ウケ狙いで奇声を発する奴もいるが、総じてまともな印象。
 校長式辞で田中先生は「出会いの大切さ」をテーマに、イチローのたぐい稀な才能を見い出した仰木監督との出会いを引きながら「出会いをいかに生かすか、出会いに学び、自分の殻を脱皮し大きく成長して欲しい」と説かれた。

 民族衣装に身を包んだ女生徒の答辞は、3年間の数々の思い出をかなりの長さで語ったが、両親や先生方への感謝と”さよなら豊多摩”で締めくくり、涙する生徒もいた。
 谷川先輩が贈ってくれた詩「あなたに」の朗読は、3人の生徒による迫力の競演。
かつて在職した先生方からの祝電披露や、全員の校歌合唱で第一部は閉式。

 休憩後は生徒主催によるお別れの会。各クラス代表による門出の言葉は、なんと全て漫才。
”卒業式と掛けて?””おならと解く””こころはナイてコウモンを出る”品位はともかく本当にオリジナルなら、まだ救いがあるのだが。
当人たちは懸命に演じており、時には台本を見ながらの熱演に会場は大受けだが、昭和のだいぶ前生まれにとって平成4年生まれの”門出の言葉”にはなんとも違和感が。それにしてもNHKを含めてTVに氾濫しているお笑い芸人の影響力には驚くばかりだ。

最後に退場する卒業生が後方の両親席へ横一列に並んで対面し、深々と感謝の礼をする姿には大きな拍手が起きた。

ともあれ卒業おめでとう。新たに会員となった豊多摩同窓会をよろしく!

写真・文11期矢島

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